今回は、認知度がないの中小企業でもメディアに取り上げられる方法をまとめて解説していきます!
無名の企業でもメディアに取り上げられる方法1:メリットを理解する
1.メディアに出るメリット:信用力の低さをカバーできる
企業規模が小さく、社歴が浅い実績の少ないベンチャーやスタートアップにとっては、「いかに自社の信用力」を高めるかは共通の経営課題でしょう。「信用はお金で買えない」と良く言います。
企業経営においてもそれは同じですが、この「信用力の欠如」という経営課題は、広報PRで効率的に解決できるのです。
2.報道実績を二次利用して営業面でも効果がある
報道実績を二次利用する別の手段としては、「マスコミ報道実績」をホームページに掲載する手があります。通常、自社ホームページには、自社の商品やサービスをアピールする美辞麗句が並んでいますが、こうした宣伝文句に対して顧客は「いろいろいいことが書いてあるけど本当かな。
自社のサービスを自画自賛しているだけでは」と疑います。
そこに、新聞・雑誌・テレビなどの第三者が自社の報道をした「事実」が加わることで、「これだけ多くのマスコミが取り上げている会社なら、それなりに信用できそうだな」と思ってもらえます。
営業面においても、広報PRがプラスの効果を発揮します。
3.潜在顧客を増やし、顕在顧客も増やすことができる
顕在顧客とは、すでにニーズが顕在化した顧客のことです。
こういった顧客は、すでに能動的に商品やサービスに対して、アクションを起こしてさまざまな企業と比較検討をしています。
一方、心の奥底ではある商品やサービスに対して興味があるものの、それが顕在化していない顧客のことを「潜在顧客」と言います。
こうした潜在顧客は、何かきっかけさえあれば、顕在顧客になる可能性があります。
この潜在顧客を顕在顧客に変えるための有力な手段のひとつが広報PRです。
報道や話題として触れられる回数が増えれば増えるほど、潜在顧客はその商品やサービスへの興味を刺激され、顕在顧客に変わる可能性が高まります。メディアを問わず、何度も情報を取り上げられるように意識することが、潜在顧客を顕在顧客へと変える広報PRのポイントです。
無名の企業でもメディアに取り上げられる方法2:ニュース
●メディア関係者はココで取材先を探す
〈ニュースとは、誰も気づいていない波紋〉
商品に特徴のない会社でも、タダで何度も、テレビに出続ける。そのための具体的な方法を書いていく前に、テレビニュースの原理原則について述べていきます。
この原理原則の理解が十分でないと、ノウハウを正しく使いこなすことができません。
ニュース=世の中の変化の兆しを真っ先に捉え、伝えること
無名の企業でもメディアに取り上げられる方法3:SNS
SNSの始め方:SNSを始めるための4ステップ
①アプリをインストール
↓App Storeなどからアプリ名を検索してインストールする
②登録
↓メールアドレスやパスワードを作成し、登録する
③プロフィール作成
↓問い合わせ先や自己紹介などを記載する(個人の場合は匿名が多い)
④投稿
↓写真や言葉を投稿する。
ほとんどのSNSはパソコン・スマホ・タブレット等どのデバイスにも対応しているので、気軽にアプリを運用することができます。
無名の企業でもメディアに取り上げられる方法4:プレスリリース
①プレスリリースの始め方:プレスリリースとは何か
「プレス」とは、テレビ、新聞、雑誌といった報道機関全体を指しています。「リリース」には、発表や公開という意味があります。つまり、プレスリリースとは報道機関向けに発表する文書ということになります。
もちろん、世の中の全ての報道機関にプレスリリースを送ることは不可能です。
ですが、いったんプレスリリースとしていくつかの限られた報道機関に送ったとしても、全ての報道機関に対して開かれた情報ということになります。プレスリリースを直接送っていない情報機関から問い合わせが来たとしても、企業として何らかの対応をしなくてはなりません。
プレスリリースには書き方
次の3点は必ず踏まえておきましょう。
①客観的な事実をもとに伝える
報道機関には、客観的な事実に基づいて伝えなくてはならないという原則があります。
プレスリリースも、その原則に沿った記載でなくてはなりません。
「世界初の取り組み」「史上最高のおいしさ」「待望の新発売」などと力強く訴えても、根拠を示せなければ、プレスリリースを送る側の願望にすぎません。
「世界初」というのであれば、どの調査に基づいているのか。「史上最高」とは、どのような基準でそう言えるのか。「待望」とは誰がどれほど待ち望んでいるのか、予約数や問い合わせ数などで具体的に示すことはできるのか。
プレスリリースは送る側と受け取る側で、解釈が分かれない内容にしなくてはなりません。
②発表するのは新しい何か
プレスリリースは、報道機関向けに発表する文章です。発表というからには、何か新しいものである必要があります。これから始まるもの、あるいは開始間もないものでなければ、発表にはなりません。
「5年前から売っている商品が、好評につき、今年も順調に売れています」という趣旨のプレスリリースをよく目にすることがあります。ですが、これではプレスリリースではなく、ただの商品紹介です。
プレスリリースの主題に、新しい要素が何も盛り込まれていないからです。「今年も順調に売れている」ことではなく、例えば「販売累計1万個を達成」、あるいは、「取り扱い店舗が100店を突破」など、商品にまつわる何か新たな要素があれば、プレスリリースの主題となりえます。会社として、新たに発表するもの。
これがプレスリリースで書かれるべき内容の主題です。
③プレスリリースの型に沿って書く
プレスリリースの書き方に、何か難しい作法があるわけではありません。プレスリリースの様式美にこだわっても、意味はありません。
プレスリリースを読むディレクターは、そのネタが番組にできるかどうかしか見ていないのです。ですから、文章の巧拙など細かな点にまで神経質になる必要はないのです。
重要なのは形式ではなく、何が書いてあるかだけです。細かい形式にこだわる必要はないのですが、プレスリリースとしての最低限の基本だけは守らなくてはなりません。
一目見てプレスリリースの基本の形になっていなければ、ディレクターは「よく送られてくるプレスリリースと称されるチラシ」と一瞬で判断して中身まで読まないからです。
無名の企業でもメディアに取り上げられる方法5:事例
ここでは2つの事例を紹介します。
中小企業のプレスリリース①オジエ
話題になったプレスリリース
品位のあるワイシャツとネクタイの専門店のozie(オジエ)は、従業員6名の株式会社柳田織物(東京都)さんが運営するブランドです。
ozieではクールビズ商品として、ビズポロ(ポロシャツ生地のワイシャツ)を開発。商品と特性をふまえ、クールビズに関する自社独自のアンケートを実施し、このアンケート結果をプレスリリースとして発信しました。
https://www.ozie.co.jp/company/press/20120529.html(引用元)
このプレスリリースにより、「クールビズに関連する商品の認知拡大」と「売上向上」を狙いました。
中小企業のプレスリリース②株式会社ペンギン「ペンギンベーカリー」
株式会社ペンギン(本社:北海道札幌市、代表:高山 英之)が運営する「ペンギンベーカリー」は静岡県に初出店するプレスリリースを配信しています。
全国では25店舗目ということで、写真には、繁盛している様子や日本一位の実績も記載しており、客観的な事実を元に、静岡に初出店という、「新しい何か」を発表しています https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000102430.html(引用元)
無名の企業でもメディアに取り上げられる方法まとめ
今回のコラムの内容を簡単にまとめさせていただきました。
・メディアに出ると、信用力や営業力アップに繋がる
・「日本経済の象徴」/「今どき感」/「ストーリ性」のどれかがあるものは取り上げられやすい
・観的な事実をもとに/新しい何かを発表/プレスリリースの型に沿って書く、ことが必要
・成功事例を徹底的に真似したり、PRに強い会社に依頼して、より効果的なPRをしましょう。
また、メディアに取り上げられるには戦略面がとても大切です。
ぜひ、御社のサービス・商品をメディアに露出するために戦略面からご提案できればと思います!